Nike Kobe VIII (8) System Performance Review - SZOK
https://www.sizeokay.com/2013/11/nike-kobe-viii-8-system-szok-performance-review.html
コービー・ブライアント シグネチャーモデル 第8作目となる "Kobe VIII (8) System" をレビュー
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)
この素足感という表現、バッシュについて調べていると度々耳にするワード
初めて聞いたのは "Air Jordan 11" だろうか、もしかしたらもっと前からあったのかもしれないが
ジョーダンが長い間自身のシグネチャーシューズに対し求め続けていたポイント
一度目の引退からの復帰時、再度頂点に立つ為ティンカー・ハットフィールドとの綿密なセッションで要求したのがこの ”素足感”
だがその素足感覚に史上最も近づいたシューズは皮肉にも後継者であるコービー・ブライアントのシグネチャーシューズとなるこのKobe 8 Systemかもしれない
兎に角まずは軽さ、エンジニアードメッシュの軽量性・通気性は素晴らしく
驚くのが全体の90%がメッシュで構成されているという事
今までメッシュ素材といったらシュータンや通気孔くらいにしか見られなかった物が、アッパー全体に使われている
また不安視していた耐久性も今のところ何の問題も無い、これは使用回数・頻度によるものだから断言はできないが充分な強度があるかと
驚くのが全体の90%がメッシュで構成されているという事
今までメッシュ素材といったらシュータンや通気孔くらいにしか見られなかった物が、アッパー全体に使われている
また不安視していた耐久性も今のところ何の問題も無い、これは使用回数・頻度によるものだから断言はできないが充分な強度があるかと
そして何と言ってもアッパーの美しい発色(これは黒ですが…)
どのカラーリングも非常に色合いが素晴らしい、メッシュ素材で織りなしたアッパーが豊かな表情を生み出している
しかし今回はどれもこれも派手なカラーリングばかりで自分には少々似合わない。というか履く自信が無く…結局は無難なカラーを選んだ
これは ”TB” と呼ばれるチームカラーではなく、”PP” フィリピンズパックというカラーリング
薄いという事はそれだけフロアに足が近づいたという事、今までの ”ソールに乗っている感” は減った
モチーフとされるブラックマンバ、その名の通り蛇のように地面を這うような感覚しかしこれは決してネガティブな意見では無い。何故かというと総合的に良過ぎる
軽量・ソールの追従性・エンジニアードメッシュのフィッティング、全てにおいて高いレベルで本当に使いやすいシューズだと感じる
だからこそ少し表現し辛い、これは感想を述べるのに難しい一足だった
レブロンシグネチャーは「レブロンの動きからレブロン自身を守る」といったコンセプトが初期からあり、新作 "Lebron XI" を見てもそのメッセージが外観から伝わってくる
逆にコービーシグネチャーは「可能な限り無駄を減らし、尚且つパフォーマンスを妨げない」といったメッセージが感じ取れる
逆にコービーシグネチャーは「可能な限り無駄を減らし、尚且つパフォーマンスを妨げない」といったメッセージが感じ取れる
だからこそ評価が難しい、もしも二重三重の分厚いズームエアユニットが入っていたりでもしたら簡単に説明できたかもしれない…
それでも足と靴、あくまでも別のものであった二つ、その「境界がかなり薄くなったのではないか」と
それでも足と靴、あくまでも別のものであった二つ、その「境界がかなり薄くなったのではないか」と
- まとめ -
今作はジョーダンシリーズで言うところの "Air Jordan 14" の位置まで来たかと、つまりコービーシリーズの転換期となるシューズではないかと
(ちなみにAdidas・Nike含めるとコービーモデルも14作目、セミシグを入れたら16作目くらい)
再び栄華を極めたジョーダンが二度目の引退を発表、そしてワシントン・ウィザーズでの二度目の復帰時、シューズの作りは大きく変わった
パフォーマンス低下の一途は避けられない、シューズに対する要求も変わったのだろう
その後のエアージョーダンシリーズはジョーダンが現役だとしたら? と仮定しながら作られているが
だとしたらコービー・ブライアントが大きな怪我を乗り越えた先にある、シューズへの考え方は果たしてどうなるのだろうか
復帰後のシューズの変化を楽しみにして待つことにしよう、コートに帰ってくるのはもうすぐだから