”Air Jordan XX8について考える” - Size Okay Memo

”Air Jordan XX8について考える。”

先に今回の疑問を書きますが、「エアバッグ破裂はマジなの？」というお話です。（追記しました）

今作AJ XX8を含め、XX8 SE、以前レビューしたJordan Super Fly II、そして先日発売されたMelo10は共通のソールシステムを使用しています。
しかしチラホラ噂を耳にするのが、Poor Durability…つまり耐久性が低いという問題です。

ちなみに、あくまでも特殊な例を挙げての話ですからね。

（こちらと合わせて読んで頂ければ。）

さて。このソールを分解すると一番上から フライトプレート・カーボンシャンク・ミッドソール・アウトソールの順で重なっていて、ヒールとリアフットはズームエアバッグを入れるため繰り抜かれています。

フライトプレートというのは足底全面に敷かれた薄いプレートで。着地の衝撃を跳躍のエネルギーに変換する機能があるそうで、AJ11等のフルレングスのカーボンとはまた違った物となります。

XX8を見てみるとアウトソール自体がかなり薄いですね、屈曲性が良いというのも頷けます。
またエアバッグはかなり大き目です、今までとは形が異なり左右に別れているのも特徴的です。
この厚いエアが肥大化し、薄いソールが抑えれなくなり膨張・破裂といったエラーが起きているそうです。

調べた限りですが、1stカラー、XX8 青、XX8 Why Not、SE ジョージタウン、SE Bel Air、SF.II 2足。また国外のXX8 SE ユーザーレビューでも何件か返品事例を見つけました。

nike storeのXX8のレビューには、「170cm・60kgの体格、週2回・屋内での使用。250ドルした私のお気に入りは4ヶ月で壊れてしまった。」

nike talkのスレッドには「今までプレイした中で最高のAJは7ヶ月で壊れてしまった、がっかりだ。」

といった書き込みがあり、同じXX8でも前者はエアバッグによるソールの変形、後者はエアバッグによるソールの破れ…と種類が違いました。
やはりフォアフットのエア容量に対して、アウトソールの厚みのバランスが悪いのでしょうか。実際に手に取って原因を探したいものです。

今回クレームをつけたい訳でも、ネガティブキャンペーンをするつもりでも無いです。
しかし幾つかの大手海外レビューサイトにて2013年度のトップパフォーマーに選ばれているこのXX8・XX8 SE、この問題に関しては全く触れられていません。

私がフォローさせて頂いているレビュアーさんはこう綴っています

「一つの大きな問題がおよそ二週間で生まれた、前足ズームバッグが膨らみアウトソールを押し出してきた。それはXX8の時からあった問題だし、NTフォーラムでも語られていた。」（翻訳に不安あり）

と踏まえた上でXX8 SEのMaterials Durabilityを低く扱っています、勿論それでも評価は高いですが一位ではありません。
この素材耐久性について話さず褒めちぎるだけのレビュアーは信用なりません。個人的には。

こういった不具合というのは最近では珍しい事ですし、世界中の極僅かなユーザーに起きた出来事です。
自分もXX8 SEは欲しいところで、こういった話を聞くとなかなか手が出せないなあ と思う次第です。
一体どうなんでしょうかね。皆さんの感想お待ちしてます。