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Nike Hyperdunk 2013 Performance Review - SZOK



ハイパーダンク シリーズ第6作目となる ”Hyperdunk 2013" をレビュー

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)



今作の担当デザイナーはPeter Fogg

タラク、フマラ、アシコ、セルティグなど数多くのオールコンディショニングギアを生み出してきた方です

ナイキのバッシュ部門といえば、Eric AverやJason Petery、Leo Changが有名です

Fogg氏はACG畑の人なのですが、Leo Changに誘われる形で参加したそうです

(レオ・チャンはハイパーダンク2010・2011、KDシリーズなどを手がけるデザイナー)




Fogg氏自身もバスケに興味があり、仕事に変化を求めていたので最新のバスケットシューズを手掛ける機会はとても魅力的だったそうな

「直感的な安定性と、高度なグリップ、そして通気性と耐久性を求めた」という事でデザインされた今作、非常にソツの無く綺麗に纏まった一足でした




アッパーはメッシュとフューズのコンビ、爪先部はフューズ素材で、足首周りは殆どがメッシュ素材

Kobe8・9に引けを取らないくらい、柔軟なメッシュでフィッティングは素晴らしい




シューレースを締め上げる事で連動したダイナミックフライワイヤーが側部を挟み、ロックダウンもグッド

通気性が良く柔軟なメッシュアッパーに、一本一本のワイヤーが的確に抑えるので軽量かつホールド性も良い




足の形にフィットするのは良いのですが、アッパーが柔らかいので足首をしっかり支える程の強度はありません

また、シュータン・アキレス腱部のヒレの部分が硬い素材なので少々痛く感じるかもしれません


実際トップまでシューレースを通しキツ目に締めるとシュータンが痛いんです…




特徴的なヒールカウンター、今作はTPUパーツを使わずミッドソールがそのままヒールを包み込む仕様になっています

”Zoom KD V” と似た作りですね。非常に踵の安定感があり、抜ける感覚もほぼ無いです

意外とカウンターが大きく、両足が擦れ合って ジョリンッ! ってたまになります




またアウトソールのパターンもフルヘリンボーンで、ラバー自体の粘度も良いのかとてもグリップします

前後への走りやすさ、左右のステップもグッドでフットワークはしやすいです




クッションはフルレングスルナロンで、こちらも悪くないですね

”ルナロン・スーム” の比較は既にあらゆるサイトで語られてますが、このシューズのクッショニングは悪くないと感じております

ズームのような弾力や跳ね返すような反応は無いのですが、衝撃の吸収性は素晴らしい。吸い込まれます

衝撃吸収性は良いのですが、このクッショニングがいつまで続くかは分かりませんが…



ー まとめ ー

全体的に得点が高く、殆ど悪い部分が見つかりませんでした

ただ10点を与えるか…と言われるとそうでも無く、でも悪くは無いんですよ

バシッと効くパンチは無いのですが、ソツナク仕上がってます。流石ハイパーダンク

少々ウィズが狭めなので、もし幅が合わないならばJPNモデルを選んでも良いかと

ジャパンモデルにすれば幅広の設計なので合うかもしれません、カラーリングは少なめですけど…







Performance Review 4597211770940085500
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