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Adidas T-mac 2 Performance Review - SZOK



トレイシー・マグレディ シグネチャーモデル 第2作目となる "T-mac 2" をレビュー

遂に引退したかと思いきや野球の独立チームでピッチャーしてますからね、そういえば野球が得意でした。まだ34歳だったとは…

さて2003年に発売されたこのカラーは、当時所属していたオーランド・マジックのチームカラーとなります

印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します


(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい

(かなり幅広)

サイジングはかなり幅に余裕があります、つま先は見た目通り広め

この時と比べると今のアディダスは ”どうしてこうなった” と思うほど狭いですよね…

アッパーはそこそこ上質な皮革素材、つま先部分は細かなパンチングレザーとなってます



(ひっそり)

特徴的なのが「スリーストライプが目立たない」デザイン、アウトサイドはこっそり型押しの三本線、インサイドはひっそりパンチングで三本線

一応つま先の補強にもスリーストライプの意味が込められていますが、分かりにくいですね。むしろそこが良いかなと



(こっそり)

ソールは薄め、屈曲性は良いです。接地感も高め、少し硬めでコツコツとした感触。この ”コツコツ感” はまさにこの時代らしい履き心地かなと思います

しかしこのクッションが柔らかくも感じるのが不思議です、コツコツ・フカフカ、なんなんでしょう




インソールを剥がし触ってみると底面に幾つもの孔が開けられています。これが沈み込むような履き心地のカラクリでしょうか

本当は裏張りも剥がしてしまいたいところですが、怖いので。軽量化を図りながらも衝撃吸収性を高めるのでしょうか

兎に角不思議なクッショニングです、それでも若干足りないかもしれませんが時代という事で。またグリップもヘリンボーンパターンでグッド




カットの高さはほぼローカット、足首周りはフリーです

インナーブーティー仕様で、シュータンとライニングはクッションがぎっしり。かなり気持ち良いです

足首は自由で動きやすい、尚且つフィット感は良く踵の抜け感も余り感じません




しかしシューレースホールがサイドループで、経年によりステッチがほつれてきます

もうインナーブーティがヨタヨタです、ロックダウンは緩くなっています

まあ仕方ない事なので、自分で補修しつつ使ってますが…

それにシューケアできるというのも皮革アッパーの醍醐味でもありますよね、未だにスベスベ



- まとめ -

87点、過去のシューズにしては評価は非常に高いものとなりました

これが2002年発売? というくらいの完成度、この時代のシューズの中で頭一つ抜けた履き心地です

兎に角フィット感と接地感、そして何と言っても安定感が素晴らしい

もちろんクッショニングやアッパーの剛性といった面は現代のモデルには劣りますが、履き心地はかなり良いです

正直思い出補正も入っていますが、それでも素晴らしい一足です

是非一度履いてみては…と言いたいところですが手に入れるのは難しいかもしれませんね

以前たまたまSkitさんに入っていたのをRTしましたらフォロワー様が買って感想を述べていましたが好感触だそうです

数年前に一度だけ復刻され、一昨年あたりにReturn of the Macとして改悪復刻されましたが、そろそろオリジナルモデルで発売して欲しいところですね

発売から10年以上経ちますので、アッパー・インナー含めヨレヨレになっているのは否めません。その為若干ルーズな履き心地になっています…

今年は "T-mac 3" も復刻されましたのでこれを機に "T-mac 2" も再度復刻して欲しいものです

復刻復刻うるさくなってしまいましたが、やはりこの時代のデザインは一味違いますね





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