Jordan Jumpman Team 1 Performance Review - SZOK
https://www.sizeokay.com/2014/11/jordan-jumpman-team-1-szok-performance-review.html
今回は ”Jumpman Team 1” をレビュー、「Team」というだけあり、幅広い選手向けに作られた一足となります
カラーリングは通称 ”Barons”、あのバーミングハム・バロンズをイメージしたカラー
"Air Jodan IX" や他モデルでも使われているカラーですが、なかなか渋いのではないかと
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)
1997年から始まった ”Jordan Brand” …当初、オリジナルのチームジョーダンメンバーは
Derek Anderson・Ray Allen・Eddie Jones・Michael Finley・Vin Baker
など錚々たる (?) プレイヤーが揃っていました
Toni Kukoc・Ron Harper・Kevin Garnettなど他にもシカゴ・ブルズ所属の選手や、当時の若手選手も履いていましたね…
など錚々たる (?) プレイヤーが揃っていました
Toni Kukoc・Ron Harper・Kevin Garnettなど他にもシカゴ・ブルズ所属の選手や、当時の若手選手も履いていましたね…
アッパーは天然皮革とシンセティックレザーのコンビ、通気を図る箇所は全く見受けられません
上部からシューズを見ると白い素材のパターンが爪先から踵、左右に伸び十字状の形となります
履き心地は ”ボカッとした” 感触、ラストがタイトな作りでは無くアッパーに干渉したミッドソールの影響もありロックダウンは甘い
人によってはハーフダウンでも良いかもしれません、但し幅は広くはありません
あくまでも縦の長さや横幅のサイズは普通で ”上方向の高さ” に余裕を感じます。甲周りに余裕がある作りですね
AJ12同様細紐ですが、細紐はシューレースホールに掛かる負荷が強くなりがちなので耐久性は不安
現にAJ12はシューレースホールが破れてしまいました、意外と同じ経験の方はいらっしゃる筈かと…
それでもこのシューズの立ち姿、フォルムの美しさは素晴らしいですね
厚底に見えがちですが、ラインが綺麗で現行機種のような軽量化・通気性重視のデザインでは無く芋虫のようなコロっとしたシルエットは素敵
トップラインはミッドカット、最近ハイカットかローカットのシューズばかり履いていたので不思議と新鮮な感覚…
足首周りはフィッティングは良いですが、ヒールカップ付近のパッドが薄めで踵の抜け感が若干あります。はっきり言って足首のロックダウンは甘い
踝(くるぶし)にある丸い部分はプニプニ、プニプニ。
クッショニングシステムは爪先と踵配置の前後ズームエア、そしてファイロンフォーム
厚く見えるミッドソールも実際履くと普通、但し接地感は高く無く屈曲性も硬め
ミッドソールがアッパーを少し覆うような形になっており、切り返し時に足の負荷にひしゃげる事もなく安定感は非常に良い
またアッパー下部がぐるり一周ダブルステッチで囲んであり気持ち程度の補強が足されています。剛性は不満無し
踵(かかと)にある丸い部分はプニプニ、プニプニ。
アウトソールはフラットな面で縁取られ、内側がヘリンボーンパターン
ヘリンボーンパターンは悪くない、悪くないが問題はこの ”フラットな面の縁取り”
こういった縁が平坦なソールは往々にして滑りがちです、そして埃に弱い弱い。グリップが求められる本底端が平らなわけですからトラクションは微妙ですね…
最近のシューズは全く見られませんが、縁取りデザインは ”時代” と思って納得しましょう
ちなみに経年によりソールが少しでも硬化した場合、フラットな面はカッチカチのツルツルになります。競技用としては急激に履けなくなりますね、残念
また小さな繰り抜き部分からシャンクプレートが見えますが、カーボン調のTPUシャンクですね
不踏(ふまず)部の丸い部分はプニプニ、プニプニ。
「Nostalgic」
このシューズを選ぶ一番のポイントは ”屈曲性” でしょう、柔軟なソールを求める方には全く合わないかと
私は ”Air Jordan 12” や ”Lebron 10” 等やや硬めの履き心地を好みなのでこの曲がり具合は嫌いでは無いですね
また足首周りのホールド性は感じにくいものの、アッパーの剛性はそこそこ良いです。安定感もあり ”落ち着いた” 履き心地の一足でした
シリアスプレイヤーで1997年のモデルを選ぶ方も少なそうですが、程良い硬さのアッパー、ミッドソール、優しいラスト…そして何より ”ノスタルジー” こそがこのシューズの良さと言えるでしょう