Nike Kyrie 2 Performance Review - SZOK
https://www.sizeokay.com/2016/01/nike-kyrie-2-szok-performance-review.html
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(Tie Dye)
こちらは "Effect" と呼ばれるタイダイ柄のカラーリング、12/25発売の1stカラー
デザイナーは前回から引き続きレオ・チャン、KDシリーズも手掛ける髪の長いあの人です
また、こちらのモデルはEP(Engineered Performance)モデルではありません
カイリーシリーズはEPモデルを履いた事がありませんが、サイジングはNike iDで作った前作と特に変わりなく、個人的にはマイサイズでジャストでした
また、足が幅広の方はEPモデルで無い物を買う場合は注意した方がよいでしょう。このモデル、幅広ではありません
Nike.comで発売されていてもEPモデルでは無いカラーもあるので、一度調べてから購入すべきかと
恐らく製品名の最後にEP表記が有るか無いかで判断できそうですけど…
後足部は "Nike Zoom Hyperrev" を連想させるメッシュの裏地に軟らかいフォームを入れた複合素材の成形メッシュアッパー
"Nike Kyrie 1" で不満だった「足首周りのアッパー面積の足りなさ」も感じる事なく、包むようなフィット感は心地良い
中央のベルトを挟んだ先、前足部の素材はハイパーフューズ。アッパー剛性も硬めで安定感は非常に良く、安心して強いステップが踏める
初代ハイパーレブの後足部に、カイリー1の前足部、中央部にはKDシリーズでお得意のストラップ、それら合わせたような ”レオ・チャンましましデザイン” ですね
そこで関心したのが、それら3モデルの ”悪い部分” を3モデルの ”良い部分” で消した事
カイリー1の足首周りのフィッティングの低さをハイパーレブに似たアッパーを用い向上させ、ハイパーレブの踵周りのホールドの甘さをストラップで補い、カイリー1のアッパー剛性を使い安定感と全体のバランスを纏めた感覚
違うモデルでも同じデザイナーだからこそ、こういったデザインが生まれるのかなと
ストラップの素材は補強された布地で、思いの外シッカリとした作り
「なんで足がぶつかり合うかもしれない内側に貼り付ける位置を持ってきたんだ…」と疑問でしたが、思いの外プレー中に剥がれる事もなく非常に快適、失礼しました
このストラップは足首周りの固定ではなく、インサイドポイントからヒールポイントへの固定の為のストラップかと
"Nike Zoom Soldier 9" のようなガッチリと足首を縛るような固定とは違い、足首はフリーで、そこより下の ”甲から踵に向けて” 抑えられる感覚
また、締め付けの調整次第でかなりタイトめにホールドが可能、あまり強く締めなくても充分でした
ベルト有りバッシュの安定感を一度味わってしまうとなかなか他のバッシュが履けなくなりがちですよね…
ちなみに「ニュートンの第一法則」によると、加速や減速の時にそれほどの速さの動きを突然止めようとする場合、外からの力がかからない限り、足は前方向の動きを続けようとします
まさに「ボクサーが相手を打つ時にグローブの中で手がブレることを嫌うのと同じように、アービングの足も地面を捉える時にしっかりとシューズの中に安定させておくべき」なんですよ(コピペ)
ミッドソールは外側サイドが丸い形状なのが特徴的、この丸みが横方向への動きをスムーズにするそうで、実際履いてみると確かに悪くはない
「ナイキは、アービングがシューズの側面を床につけた状態の動きなど繰り返し観察した結果 ”踵と中足骨の部分の角” に曲面を取り入れ、足がコートに叩きつけられた時にもアービングの力が失われることなく、体重が素早く移動し、瞬間的にカットインの動きができるようにした」
との事で、今までのバッシュではアウトソールが爪先や内側にせり上がっていたり、アウトリガーがついていたりしましたが、それらとはまた違ったデザインと履き心地
ここまで横が丸いと足が横に倒れはしないかと不安でしたが、それも無く、このニュートンミッドソール凄いなと
ちなみにクッションはミッドソールがファイロン、ヒールにズームエア
他のレビューサイトを見ますとクッショニングの評価は低くつけられていましたが、個人的にこれでも足りています
他のレビューサイトを見ますとクッショニングの評価は低くつけられていましたが、個人的にこれでも足りています
また、グリップは良好。前作よりは遥かに良い
ナイキの説明によると今回のプロダクトテーマは上記でも引用していた「ニュートンの法則」からインスピレーションを受けているそうです
説明は割愛したいところですがデザインプロセスが面白かったので気になった部分を記載
少し長い文章ですが、アービングの凄さが「わかるようでわからない」絶妙な解析となっております
ナイキ カイリー2は、オールスターのポイントガードであるカイリーに合わせた仕様に設計・開発されています
ESPNの番組 Sport Science のディレクター、ジョン・ブレンカス(以下JB)が「ニュートンの重力の法則」に触れながらアービングのプレーを説明してくれました
JB「アービングは、バスケットボール史上最も素晴らしいクロスオーバードリブルをこなすと言われています
ボールを運ぶ平均スピードが ”21 マイル (33.6km)” のドリブルは、平均的なプロのドリブルの2倍の速さです
カイリーは3分の1秒の速さでドリブルの動きをこなしています
”350kgの力” でコートを押し進み、体を ”40度傾けた” 難しい状態から攻撃をこなす
この時アービングはクロスオーバーをこなしながら ”4Gの加速度” を経験しているのです
(ちなみに、これはロケット発射時に宇宙飛行士が感じる平均的な重力加速度よりも1G分大きなもの)
つまり、大変大きな負荷の下でも機能を発揮できるフットウエアを、彼は必要としているということです
そこでニュートンの第三法則である、「全ての作用には同じ大きさで逆方向の反作用がある」という法則のとおり、ナイキ カイリー2にも ”アービングが床に与える巨大な力” をサポートし、それを ”跳ね返す” ことが求められます。」
「まるで、体重がボールに跳ね返されるような感じになります。」と、レオ・チャン
「ディフェンダーを疲れさせて、もうガードしたくないと思わせるまで、2つ、3つ、4つ、5つ、あるいは6つもの動きを続けていくのです。」と、アービング
破壊的にしかもスムーズに人の目を欺き、カットインをこなし、あるいはクロスオーバーの時にスピンムーブも見せる
そして相手が方向を変えている間に彼はペイントエリアにまで入ってしまうのです
さらに、スリーポイントラインからの動きで、彼の足はのべにして ”1.5t” の力を生み出します
これが意味することは、ニュートンの第2法則(ニュートンの第二の法則:物体に作用する力が速度を変える)に従い、アービングの力によって、ディフェンダーが押しのけられる前に逃げるべきだということです
また彼は前向きの力を「まばたきをするのと」ほぼ同じ ”0.4秒” の間に2回もシフトさせることができます
まぶたを一度動かす間に、オールスターのポイントガードが敵のガードの前から消えてしまうのです
アービングはハードウッドのコートの上に力を働かせ(プレイヤーは床面を動かすほどの力はないことから)、ニュートンの第3法則のとおり、床は「同じ大きさの逆方向の力」を彼に与え、それが彼の ”推進力” となります。」
アービングはハードウッドのコートの上に力を働かせ(プレイヤーは床面を動かすほどの力はないことから)、ニュートンの第3法則のとおり、床は「同じ大きさの逆方向の力」を彼に与え、それが彼の ”推進力” となります。」
そしてこのシューズの妙、感じて欲しい肝心な点が一つ
それは ”Kyrie 2の履き方”
このバッシュ、今までのバッシュと同じ感覚で履くと恐らく「損」をします
きっと「履きにくいけどとりあえずカイリー・アービングが好きだから履き続けよう」という感想で終わってしまうかもしれません
まずこのシューズ、屈曲性は高くありません。むしろミッドソールは少し硬め
なので踵着地ですとカックンカックンとカクついた歩き方になります
Adidasのクレイジーシリーズや、Asicsのソフトで ”点で蹴る、地面を掴むような” 感覚の屈曲性の良いバッシュですと「靴を曲げて」踏み出しやすいのですが、カイリー2を履くとあの踏み出す感覚が出せなくてストレスを覚えるかもしれません
そこでアウトソール前足部に見える球状の ”ピボットサークル” …これが他のシューズとの明確な違い。
このシューズは爪先を中心に ”面で蹴る、底面を意識して履く” ように履いてみて下さい
爪先をグニャリと曲げて踏み出すのではなく、前足部のピボットサークルの球状に曲がった底面で押し出す感覚でフロアを蹴ると非常に快適になるかと
個人的に始めて履いた時は気付きませんでしたが、履き方がわかってくると本当に履きやすい
なのでこの ”カイリー2の履き方” を意識してみては如何でしょう
- まとめ -
Unique
このシューズを一言で表すならUnique…まさにユニークな履き心地
今までのバッシュと同じ履き方ですと「うーん、なんだこれ。」となるでしょう、上記した ”Kyrie 2の履き方” に慣れてくると「あれ? 履きやすいかも?」となる…かもしれません
もちろん変えずに自分の好きな履き方でいいでしょうし、履き心地が気に入らなければそれでもいいのですが、ちょっと履き方のアングルを変えて ”見て欲しい履いて欲しい” 一足
恐らく前作 "Nike Kyrie 1" が好きだった人には合わないかもしれません、NBAではデニス・シュルーダー、レジー・ジャクソン、CJ・マッカラムなどが未だにKyrie1を履いていますが、今作は履くのでしょうか
と言う事で、まとめまで長いのに最後のエントリーが短く尻つぼみ感は否めないのですが、ここまでの過程でこのシューズを非常に気に入っているのが伝われば幸いです
個人的には二足目の購入を検討しております…セールになってからですけどね…