Jordan Super Fly 4 Performance Review
https://www.sizeokay.com/2017/01/jordan-super-fly-4-performance-review.html
ブレイク・グリフィン シグネチャーモデル 第4作目となる "Jordan Super. Fly 4" をレビュー
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
※配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい
デザインは前作とは打って変わってシンプルに、アッパーはフューズとメッシュのコンビ
踝 (くるぶし) は内側は丸い繰り抜き、外側は十字の切り込みで、足首周りのフィット感は良好
Flight Web (フライトウェブ) は片側8つあるシューレースホール、下から4番目の ”1つ” しかありません…
もう2~3本増えてもいいのでは? と思いますがそれでもホールド感は悪くは無く、充分かと
(中央のシューレースが内側に隠れている部分がFlight Web)
前後に分割した "Air Jordan XX8" のような下駄ソール、Flight Speed (フライトスピード) を搭載
このブリッジ部分がしなりやすく、前方へのソールの屈曲性は良いが、対して横方向への軟らかさは少々不安定
しかしこれは人によっては良いソール感覚とも取れるので、兎に角 ”屈曲性の良いバッシュ” を求める場合、シューズ選びの候補に入れても良いかもしれません
前後左右へのフレキシブルなツーリングは、未だにケンバ・ウォーカーが着用し続けているのが何となく理解できるかも
彼の縦横無尽にコートを切り抜けていく動きには適しているのかもしれませんが、グリフィンのような選手には合っているのか…少々疑問
ハッキリと言えるのは「今までのスーパーフライシリーズとは明らかに違う」という事
トゥボックスが狭く、この位置の幅を紐で調整できないのは非常に辛い
また、アッパーのフューズ素材の硬さもあり爪先のウィズは狭め、足幅が広めの方は要注意
ラスト自体が結構細身なので全体的にタイトな感触で、シューズ内部がOrtholite®ソックライナーの仕様なのもキツく感じる要因でしょう
サイジングとしてはハーフアップを検討しても良いかと、なかなかの狭さです
もしくは、恐らくフューズ版よりも軟らかい素材である "Jordan Super. Fly 4 Jaquard" を選択するのもアリかもしれません
アウトソールはヘリンボーンパターン、このカラーはXDRソールとなりますがトラクションは非常に良く好印象
クッションはファイロンミッドソールと前足部にズームエア、衝撃吸収性は特段高いわけでも無く、物足りないわけでも無く
ただ、やはりグリフィンのようなサイズとパワーとプレースタイルの選手には向いているのかなと…
まあ時折ガードプレイヤーのようなハンドリングと動きを見せるので、彼も動きやすさを求めているのかもしれませんが…
- まとめ -
「Kemba Walker」
上下左右、前後縦横斜め、あらゆる方向に動きたい人に最適な一足
ブリッジを基点としてフレキシブルにしなるツーリング全体が接地感を非常に高めており、前足部のレスポンスはとても軽快
ケンバ・ウォーカーのプレーこそが ”今作の履き心地” を最も表現しており、わかりやすいでしょう
文字での説明より動画を見た感想、それこそがこのバッシュそのままの履き心地ではないかと…
グリフィンには悪いですが、このモデルはまさしく "Kemba Walker" なのです
但しサイジングには注意、もしEPラスト仕様で多くのチームカラー展開があったら国内でももう少しは売れたのではないでしょうか…