Nike Lebron XIII (13) Elite Performance Review
https://www.sizeokay.com/2017/02/nike-lebron-xiii-13-elite-performance-review.html
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)
こちらはポストシーズン用となるカラーリング、ホワイトとブラックにゴールドというシンプルな配色
確かエリートシリーズは白金と黒金がメインカラーで、ファイナルに出たレブロン・コービー・デュラントの三人が履く為に用意されたカラーリングだった筈ですが
2003年以降コービーはファイナルへ4回、レブロンに至っては7回も進出しながら、結局二人は一度も会うこと無くコービーが先に引退
デュラントに至ってはファイナル出場時は "Zoom KD IV (4)" の年で、エリートシリーズが始まった "Zoom KD V (5)" からはファイナルに進んでいないという…
基本的な情報は "Lebron XIII (13)" と共に見て下さい、それらを踏まえた上でElite版での変更点をメインに紹介
アッパーはフルレングスのインナースリーブ、シュータン含め完全なる一体型
大きく変わったのがアッパーの素材
全体に使用されているKurim (クリム) ケージは "Jordan Ultra Fly" などでも採用されていた素材ですね
全体に使用されているKurim (クリム) ケージは "Jordan Ultra Fly" などでも採用されていた素材ですね
硬い質感ですが柔軟であらゆる方向に曲がり、対して ”伸び” への強度は凄いものが
剛性はかなり良く "Zoom Soldier X (10)" を履いた後ですと、その剛性の違いに驚きます
但し、アッパーのパターンがシュータンも繋がったスリップオンタイプなので
この部分にどうしてもプカプカと浮く箇所があり、甲のフィット感はいまいち
また、シューレースは然程 (さほど) 効果を感じず、元々のタイトなフィッティングで補っている感覚
爪先の幅は広くもなく細くもなく平均的、中足部が幅狭に感じる
恐らく、せり上がったアウトサイドのシャンクパーツと、インサイドのミッドソールの影響かと
全体的に ”ギッシリ” とした内部の感触なので、サイジングには注意
クッショニングシステムはファイロンミッドソールに、踵に1つ、前足部に5つの計6つのヘキサゴンズームエア
爪先に追加されたズームエアは「2つ増えたので良くなった」と感じる程、敏感な足の持ち主では無いので
正直ノーマル版から変わったとはそれほど思えず…
正直ノーマル版から変わったとはそれほど思えず…
但し、元々のクッションが良いので決してネガティブな意味では無く
良い ”まま” という意味で
また、大きな面積をサポートするような一つの塊のエアバックではなく、細かく分けられて配置されている為、前足部の屈曲性も程よい硬さで非常に踏み込みやすい
"Lebron XII (12)" から続くこのソールデザインはレブロン本人も気に入っているのかもしれませんね
昨今のレブロンシリーズ、足底の感覚には個人差が出てくるでしょう…
厚めの底とデコボコとしたアウトソールは安定性が無さそうに見えるが、個人的には動いている間は特に気になる事も無く
立ち止まっている時は若干ヒールの盛り上がりに気付きますが、それでもグラつくような不快な安定感では無いかと
”ノーマル版を買うよりエリート版”
無印とは基本的な部分は一緒で "KD VIII (8) Elite" や "Kobe X (10) Elite" のように突然ハイカットになるようなデザイン上の大きな変化も無い為、感想としても驚く程の違いは無く
堅実にバージョンアップした と捉えてよいかと、Lebron 13を買うよりLebron 13 Eliteでしょう
前作 "Lebron XII (12) Elite" はレビューを未だに載せていないほど残念な感想となりましたが、今作は満足です
アッパーのフィット感も、ソールのクッション性も全体的にバランスが良く、ようやく「Eliteらしい」エリート版が出たのではないかと
パーツを減らしてシンプルにした方が結局履きやすいって何とも皮肉なものですが、レブロンシリーズって大概そうですよね…
Lebron 13を買うよりLebron 13 Eliteでしょう(大事なことなので二回言いました)
(結構色んなカラーを履いていました)