Nike Hyperdunk 2015 Low Performance Review
https://www.sizeokay.com/2017/03/nike-hyperdunk-2015-low-performance-review.html
ハイパーダンク シリーズ第8作目となる "Hyperdunk 2015 Low" をレビュー
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
所有者の身体、足の形状や運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)
デザイナーは Reo Chang (レオ・チャン)
デザインインスピレーションは "Nike Air Mag" だそうで、言われてみないとわからない気が…
今回のカラーはCity Packから ”RIO” という事で、ブラジルのリオデジャネイロをイメージしたカラーリングだそうです
なんでリオなのかは全然わかりません
(Design Sketch)
アッパーはフューズ素材に内部はブーティ構造、フライワイヤーが挟み込まれており、丸っこい感覚のラストは全体的にコンフォートな足当たり
ギッシリと詰まった足入れ感で柔らかく包まれる感触、幅は特に狭くも無い為、サイジングはジャストサイズで良いかと
ただもう少しキツいロックダウンを求める方はハーフダウン (-0.5cm) でもギリギリいけるかもしれませんが、試着の上で判断する事をお勧めします…
クッションはナイキ公式(US)にて "Full Length Zoom Air" と記載されていましたが
"Hyperdunk 2015"(以下 通常版 表記)と同じく爪先と踵にZoom Airが配置
"Hyperdunk 2015"(以下 通常版 表記)と同じく爪先と踵にZoom Airが配置
クッションとしてはズームエアにしてはやや硬め、剛性のあるソールで返り (反発感) も強く
軟らかいソールや、沈むようなクッションを好む人には合わないかと、意外と硬い
個人的にはこのくらいの硬さが良いので「多分好みだよ」とお勧めされたのも履いて納得
通常版との大きな大きな違いは ”踵周りのパディング”
今回、購入した大きな理由は「コレ」と言っても過言では無く
ローカット版はライニングにパッドをふんだんに使用、肉厚な踵周りによりヒールカウンターの不快感は全く無い
しかし、通常版はヒールカウンターのエッジが硬く、内部に干渉して踵に靴擦れが起きるという声を度々聞き…
実際、試着したところ踵の少し上の方で硬い足当たりを確かに感じ購入断念
ケビン・ラブがシーズンを通して履いているのを見かけましたが、テーピングを施すNBA選手なら気にはならないのかも…
(ピアースはローカット派)
トラクションパターンはヘリンボーン、可もなく不可もなく平均的なグリップ
ちなみに横からみて三角形の部分はアウトソールからの素材、ヒール部はミッドソールとアウトソールは分割
三角形より前の部分のみミッドソールの素材がアウトソールと繋がっており、裏から見て外側の部分(画像赤色表示)
この箇所のみ溝が無くフラットな為、埃が付着すると若干グリップが落ちるので定期的に状態を見た方が良いかと
(赤い部分に注意)
ヒール部は丸っこいエッジで感想が分かれそうな部分ですが、個人的には特に問題無く、安定感は良好
また全体的にソールに重心が寄っているかと、若干重みがあり、特に踵周りはズシッと感じる程
ミッドソールを包みながらヒールカウンターを兼ねているツーリング故の感覚でしょうか
重量のバランスでソール寄りに重さがあるのは何だか懐かしい履き心地
- まとめ -
”買うなら絶対にローカット”
流石に「絶対」は言い過ぎましたが、テーピングもしくは厚手のソックス、もしくはアンクルブレースを付けない限り、通常版よりローカット版の方でしょう
勿論ハイカットが好みならば通常版でも良いかもしれませんが、個人的にはオススメできません
踵の感触を事前に履いて確認した上で購入をすべきかと…
ハイパーダンクシリーズ恒例となりつつある「全体的に良い履き心地、欠点は無い」といった感想で(通常版は欠点有り)
"Hyper Quickness 2015" などを冒険して買うより断然こちらでしょう
「困ったらハイパーダンク」と言っても良いくらいここ最近のパフォーマンスは安定
今作は今までとは少々違った履き心地でしたが、それでも安心して履けるので
今作は今までとは少々違った履き心地でしたが、それでも安心して履けるので
次作も「困ったらハイパーダンク」らしい満足できる性能を提供してくれるはず…