Nike Hypershift Performance Review
https://www.sizeokay.com/2017/05/nike-hypershift-performance-review.html
今回はBリーグ 島根スサノオマジック (B1昇格!) で活躍している岡本 飛竜選手が愛用している事でも有名な "Nike Hypershift" をレビュー
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい
シュータンが繋がった合成スキンのアッパーはブーディ―タイプ、シンプルだが少し特殊な作り
サイドにはフライワイヤーが搭載、シュータンはネオプレーン素材で重量としては非常に軽量
特徴的なのが、足首を一周してシューレースホールに連動する一番上のフライワイヤー
これが思いの外シッカリと足首を掴むようなギミックではなく、足首周りのホールド感は特にコレといった効果を得られず…
またシュータンの反りが強く、一番トップのポイント、甲の上の空間が気になる
シュータンが繋がっている為この部分が浮いており、ホールカットのようなロックダウンは得られず、シューレースは結構強めに絞める必要があるかと
これ以上反りを低くしてしまうと、着脱に支障をきたす恐れがあるので、これが限界なのかもしれませんが…
裏地にパッドを詰めるなりシュータン自体に厚みの変化を持たせても良かったかと、甲上の空間を埋められる作りであればフィット感はもっと良かった筈
それに締め過ぎたら締め過ぎたで紐が喰い込んで痛く、悩みどころ…
それに締め過ぎたら締め過ぎたで紐が喰い込んで痛く、悩みどころ…
もしかしたらこのモデル、甲高の人の方がフィット感は良いのかもしれない
両側には広めにアッパーをカバーするサイドウォールがあるが、余り足に干渉するような痛みも無く
今回のモデル、JPNでは無いが幅感は特に狭く感じない為ハーフダウンを検討しても良いかと
全体的に「Nikeのモデルは足幅に合わないよ」という人はJPNがお勧め、カラー展開も豊富
アウトソールは細かい粒状のラバーが全面に配された、これまた一風変わったソールデザイン
トラクションは良く、汚れが見える程…フロアへのレスポンスも非常に高い
クッションはインジェクション成形のPhylon (ファイロン) ミッドソール、衝撃吸収性は時折物足りなくも感じたり
前足部は良く言えば ”接地感高め” で、悪く言えば軟らかくて薄く ”ダイレクト過ぎる” かと
爪先周りのレスポンスは何か既視感というか既履感 (履いた事がある感じ) があるが、このアウトソールの形状… "Kobe XI (11)" に似ていませんか…?
コービーシリーズが好きな方は合うかもしれません、アレよりも前足部は薄い感覚
コービーシリーズが好きな方は合うかもしれません、アレよりも前足部は薄い感覚
”快”
実際に履く前に色々とネガティブ寄りな感想を聞いていたので先入観がありましたが「思っていたほど悪くないな」という感想
いや、悪くないというより「良い」かと、動きやすさで言えば非常に高いパフォーマンス
非常に履きやすく、非常に動きやすい、バッシュというよりトレーニングシューズのような感覚
これで”79.99ドル ≒ 9,000円” として見たら機能性は必要十分なのでは、コストパフォーマンスの面で見ても充分元が取れるかと
但し、甲の上部と足首周りのギミックを含めて後足部のフィット感には個人差があると思われるので要注意
踵周りの掴みは余り強くは無い為、縦にキッチリ合わせて履くことを勧めます
また「安ければ良し」とも言えず、 コストパフォーマンスが良い面もあれば ”値段相応” な面もあり、 若干アッパーの剛性が頼りない…
学生の部活動プレイヤーは週の練習の ”ローテーションの一足” として用意するのがオススメ、逆にこれ一足のみをメインで使いまわすのは少々危険かと
NBAではポジション問わず履かれており、ロバート・コビントン (206cm・98kg) やクリント・カペラ (208cm・109kg) などビッグマン達も着用しており「本当に同じバッシュ?」と信じられなくなったりも…