Air Jordan XXXII (32) Low PF Performance Impression

簡単な感想 (1st Impression) のエントリー

投稿した時には時既に遅し、旬を逃している時が多いのですが、実はネタはあるにはあり、色々と履いてはあるにはあります

今回、本記事は ”数回しか” 履いていない上での感想となります、その理由は後ほど記載しておりますので少ない着用回数での意見という事を承知の上お読み下さい

また所有者の身体や足の形状・運動能力等により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

PFとは「従来のバスケットボールシューズよりも前足部のパフォーマンスフィット (PF) を幅広にしたデザイン」とのこと

アッパーはFly Weave (フライウィーブ)、この素材のフィット感は良く

またシューレース自体にもポコポコと膨らみがあり緩みにくくなっておりロックダウンは良好

ゲートルは適度な締め付けで快適、外側からは分からないが内部はFlight Web (フライトウェブ) が配されている

ホールカットだった前作とはアッパーの作り自体が違うので内部は全体的に狭め

サイジングとしてはハーフダウン (-0.5cm) を選んで良いかも

但し、このアッパーパターンですと人によってはタイトに感じてしまうかもしれないので注意

個人的にはある現象が起きてソックス2枚履きを試したのですが、そうすると今度はかなりキツくなりとサイズ選びは難しいところ…

クッショニングシステムは爪先と踵にZoom Air (ズームエア)

履き心地としては前足部のZoom Airが分割から一枚板になったせいか大きくバウンスする…わけでもなく、他の同じセットアップの物とそこまでの差は感じず

それでもFlight Speed (フライトスピード) の反発感は良く、前作程のソールの軟らかさでは無く剛性の高めなソール

またAJ29や30には及ばないがトラクションも良好

”31 < 32 < 30 ≒ 29” といった序列かと

（赤色に縁取られた部分）

ただ非常に大きな問題点がこの ”トップラインのエッジ硬過ぎ問題”

他のモデルとエッジの処理を見比べるとその違いは明らかで

殆どのモデルは ”袋縫い” と呼ばれる製法で作られており、足当たりを良くするためにエッジ自体を軟らかくしたり、縫い合わせをトップの位置に来ないように敢えて避けているのですが

AJ32のエッジはハイピングを挟んでおり、縫いの位置も微妙で、このトップラインが硬く足首周りにストレスを感じる

他のモデルとエッジ周りの使用を見比べると一目瞭然かと

もちろん使用するソックスの厚さ、テーピング・サポーターの有無、足の骨格、トップの紐の締め具合など使用する人によって様々な違いがあるのですが

私は一番上まで紐を通して、それなりに締め上げてロックしていたのですが結果としては内側の踝 (くるぶし) を靴擦れしました…

またソックスを重ね履きをすると今度は内部がかなりキツく履き続けるのが難しい、色々と試行錯誤が必要かと

- まとめ -

今までとは明らかにソール感覚が変わり ”前足部の厚み” を強く感じた、この爪先の接地感はかなり好みが分かれるところでしょう

このソールの機能も足首のロックダウンが弱い為に上手いこと活かし切れず

かと言って足首のホールドを強くするとトップラインが擦れて靴ずれを起こすというジレンマ

一応シューレースホールの使用を一段下げた位置で止めると多少は改善されるものの、個人的には「このバッシュは自分には合わない」という結論に辿り着いた次第です…

という事で、以上の理由で本記事は数回しか ”履けなかった” 上での感想となります、

そして今回のような靴擦れが起きるか起きないかは個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します

それにしてもラッセル・ウエストブルックが未だに "Air Jordan XXX.5 (30.5)" を履いているんですけど広告塔の彼が最新作を一回しか履かないってヤバくねっすか？

今作、AJシリーズの続編というよりAJ2の再構築 (再考築) なのでAJ30以降は ”続いてる” といった感じは余りしませんね

AJ28～30までの流れは終わったかと、本人的にはあのソール感覚が相当お気に入りなんでしょうね…

それと、試し履き程度ですが "Air Jordan XXXII (32) Mid" は踝周りのフィッティングは良かったので、Lowよりかは良いかもしれません

ただコチラもアンクルパーツの硬さと痛みにおいては同じような感想を聞いたので御注意を…