Nike Lebron XV (15) EP Performance Review
https://www.sizeokay.com/2018/12/nike-lebron-xv-15-ep-performance-review.html
レブロン・ジェームス シグネチャーモデル 第15作目となる "Nike Lebron XV (15) EP" をレビュー
印象に残った感想を幾つかと、10の項目で機能を考察し配点をしていきます
使用環境や所有者の身体能力、足の形状により履き心地という点は個人差があるので、あくまでも参考程度でお願い致します
(配点項目と基準については ”テンプレートについて” を一読下さい)
※はじめに
「今頃レブロン15?」と思われるかもしれませんが、今年の2~3月頃の下書きとなります
当時の新鮮な気持ちに戻った上で見て貰えると幸いです…自分でもまさか12月に公開する事になるとは思わなかった
ちなみに購入したのは発売日でもある昨年の12/1、いや一年経ってるやん
“Battle Knit (バトルニット)”
アッパーはフライニットを応用した新テクノロジーとなるバトルニットを使用
鱗のような凹凸があるのが特徴的で、負荷のかかる爪先や剛性の必要な踵周りなどは厚みや硬さが変えられており、一枚のアッパーながら各部位にて作りが細かく分けられている
また足入れをする履き口や、人によって高さの異なる甲周りは伸縮するように作られている
特筆すべきはフルレングスインナースリーブの ”吸着力”
特に足首周りはアッパーが吸い付くようにフィットする
特に足首周りはアッパーが吸い付くようにフィットする
そして挟み込まれたフライワイヤーケーブルもあるので、足の形にピッタリと合う
サイジングとしてはEPラストを使用している為ハーフダウン (-0.5cm) で良いかもしれないか、微妙なところ
狭すぎず広すぎずで、捨て寸が長すぎるわけでもないのでこの辺は難しいが、マイサイズでもハーフ下げてもどちらでも大丈夫かと
今作においては足幅で考えずにソールの ”前足部の屈曲ポイント” がしっくりくるサイズを選べば良いかと、そのためにも店頭での試着を推奨
クッショニングシステムは爪先が15mm・踵が20mmとなる非常にボリューミーなエアユニットを搭載
特にクッションを感じられるのが前足部、屈曲性の良いソールと分割されたクッションは踏み込み時に「あ、今ズームエア効いてるな」とその感触がハッキリとわかる
逆にヒール部は軟らかさそれほど無くシッカリとした乗り心地、この辺は "Boost (ブースト)" の方が沈み込む気が
以前タウンユースでレブロン15を履いている人を見かけたが、必要十分というより ”機能過多” なのではと思うくらい、テクノロジーは盛り盛りに詰め込まれている
但し、使用者の体重によってもその感触に違いが出てくるでしょう、是非とも色々な人の意見・感想を聞きたいところ
とりあえず "Lebron XIV (14)" のデコボコとした接地感覚より安定性は良くなったかと
とりあえず "Lebron XIV (14)" のデコボコとした接地感覚より安定性は良くなったかと
アウトソールは "Zoom Veer" のようなザラザラとしたクロストレーニングライクなソールパターン
トラクション性能としては上々で、強烈に止まると言うわけではないが、使用には充分困らないレベル
それとソールに付いた埃を拭う時の手触りが凄い…
注意点としては今作、どれだけ履いても気になるのが ”アッパーの追従性”
分厚く底高のソールに、フィット感は高いが剛性が微妙なアッパー
どうしても左右の切り返し時など横方向への負荷の際にソールから足が ”こぼれ落ちる” 感覚…
そういった面でサイドサポートの性能が良かったのは “Zoom Soldier IX (9)” でしょう
比較するとアッパー構成の違いは一目でわかるが、アチラはかなり剛性を高めた一足だった
これはシューズに対して ”反応” を重視するプレーヤーにとっては多少ストレスを感じるポイントかも
“Kobe 4・Hyperdunk 2008”・“Kyrie S1 Hybrid”・“Air Jordan XXX.5 (30.5)” など、今までソールスワップしたモデルは幾つかあったが
(※ソールスワップ=ソールユニットを別モデルの物と交換したモデルのことを指すらしい)
上記の問題に関してはレブロン15のツーリングに、過去ナンバリングのアッパーがついたモデルを出しても良いのでは思うところ
そんな事を考えていたらなんと "Air Diamond Turf" をサンプリングしたベルト付きのモデルがリークされた…絶対コッチの方が履きやすいですやん…
※現在Foot Lockerにて発売中 (200ドル)、買えません
「屈曲性と衝撃吸収性」
衝撃吸収性はレブロンシグネチャーが始まってからのシリーズを通して一番のキーワード・一大テーマと言えるでしょう
特にフルレングスのマックスエアが登場した "Lebron VIII (8)" からはクッショニングと屈曲性はトレードオフという流れに見えたが
近年はヘキサゴンズームエアの採用など、そこに屈曲性を求めているのは明らかで、遂にこの ”クッションとソールの関係” が形になったかと
クッションの良さは「歴代最高」と呼んでも過言では無いかと、シリーズ屈指の履きやすさでした
但し、先に述べた通り ”アッパーの軟らかさ” に関しては好みが大きく分かれるところ
左右への反応を大切にしているプレイヤーには合うかどうか
アッパーとソールの微妙なブレ、足とバッシュの微妙なズレ、これらのラグは履く人を選びそう
得点としては80点台前半になったが、個人的には ”フロアの感覚・安定感・トラクション” が伸び悩んだ要素だったかなと
但し、この辺はあくまでも個人的なアッパー・ソール感覚に対する嗜好によるので、感想も変わってくるかと
ツーリングに関しての要求が違うプレイヤーでしたら問題無い部分で、人によっては更に3~4点は総合得点が上がるかも
兎に角バッシュ選びにおいてクッションニングを最重要視している方なら間違いなく選択肢に入れて良い一足でしょう
…と以上が今年の2~3月頃の下書きとなります、お疲れ様でした